富岡製糸場と横須賀製鉄所(26.09.21)

8月19日、富岡製糸場を視察しました。皆さんご承知のとおり、富岡製糸場は6月に世界遺産登録が決定したことにより、多くの見学者で賑わっていました。意外と知られていないのが横須賀と富岡の関係です。どちらも幕末維新期に建造された、当時のフランス式先進工場ですが、富岡製糸場建設には横須賀製鉄所の技術や人材が多く活用されています。これを簡単にいうと「フランスから横須賀へ、横須賀から富岡へ」という表現になります。横須賀から富岡へ波及した技術等の共通事項を列挙する、次のようなことです。
A.幕末明治維新期の近代的官営工場としてわが国の産業革命を主導
B.フランス技術を導入?建設責任者:横須賀製鉄所 仏人技師ヴェルニー 富岡製糸場 仏人技師ブリュナ
C.工場動力に蒸気機関の導入
D.建築技術:木造煉瓦造り、トラスト構造、メートル法の導入、赤レンガの製造技術導入
E.労務管理:定時出勤制度、日曜休日制度、職員の健康診断、職場内学校
来年は横須賀製鉄所(造船所)設立150周年を迎えますが、富岡製糸場の世界遺産登録と軌を一にして、横須賀製鉄所の再評価を発信する好機であると考えます。
富岡製糸場